タイ族（傣族、ダイ族）

◆人口／　

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人口は１１５万８９８９人。

◆地域／　

タイ族は、主に雲南省西双版納（シーサンパンナ）・タイ（幾）族自治州、徳宏ダイ族・ジンプォ族自治州、耿馬ダイ族・ワー族自治県、孟連ダイ族・ラフ族・ワー族自治県に住んでいる。少数が、その付近の他の県に分散して居住している。 　

◆言語／　

タイ族特有の言語を使用する。この言語は漢・チベット語系、チワン・トン語派、チワン・タイ言語に属する。徳宏方言とシーサンパンナ方言がある。

◆宗教／　

タイ族の多くは小乗仏教を信奉している。

◆歴史／

タイ族は悠久の歴史を持つ少数民族であり、大昔からタイ族の祖先は、中国西南部で子孫を増やしながら生きつづけてきた。千年以上にのぼる古い幾分の文献、古い貝葉経、自民族の暦法――幾暦、著名な長い叙事詩、豊富かつ多彩な音楽と踊りなど、独特の文化を培ってきた。

◆文化／　

タイ族居住地は亜熱帯地域に属し、サトウキビ、コーヒー、サイザルアサ、バナナ、ゴムなどの熱帯作物の栽培が盛ん。彼らの主な生活居住地である西双版納（シーサンパンナ）の密林には、貴重な野生動物が生息し、今では中国の著名な観光スポットとなっている。また、タイ族で有名な「溌水節」(日本では水かけ祭といわれる)はタイ歴の新年に当たる4月中旬に行なわれ、彼らは互いに水を掛け合って厄を払い、新しい年を祝う。