「回収広告から私たちは何を読むか」、些細なことの中に日本から学ぶべきことが見える―中国紙

Record China    2010年3月1日(月) 21時46分

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25日、コラム「日本の商品回収広告から私たちは何を読むか」を中国紙が掲載、誰も目に留めないような「些細なこと」が日本と日本人の国民性を理解する助けになると論じた。写真は中国で販売されているサントリー「ウーロン茶」の広告。

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2010年2月25日、新華網は、新華社東京支社前社長の●冶(にすいに江の右、ガン・イエ)氏のコラム「日本の商品回収広告から私たちは何を読むか」を掲載、新聞記者として13年を日本で過ごしたガン氏は、誰も目に留めないような「些細なこと」が日本と日本人の国民性を理解する助けになると論じた。

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新聞のすみにある、賞味期限を過ぎた後に売り出してしまった900ml入りペットボトルのコーヒー6本を対象とした回収広告に同氏の目はとまった。賞味期限は6月5日。しかし、7日から13日までの間にその6本を売ってしまったという。回収は大海原で1本の針を探し出すくらい至難の業だし、賞味期限が数日過ぎたくらい、別に健康に有害なわけではない。

回収の対象となったのはミスタードーナツ大島店で売られた5本と同東久留米駅前店で売られた1本。07年のことだ。同氏は、いつどこで売られたのかという明確な情報が残っていることに、日本の企業の厳格な管理を見たという。この回収広告から、企業の顧客を大切にする姿勢に触れないわけにはいかない、と同氏は記している。

それだけではなく、同広告の最後に書いてあった「お客様から御連絡頂きました個人情報は、商品回収及び返金の目的以外で使用することはありません」との文言にも感心した。そして、北京で車を買ったすぐ後、ディーラーが同氏の電話番号を第三者に譲渡、電話がかかってきて詐欺の被害に遭いそうになったことを思い出した。個人情報の保護は日本の「商売道徳」であり、日本企業にとって、顧客の立場に立つことが第一なのだ。(翻訳・編集/津野尾)

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