中国の核兵器、一般道路を使うなど輸送時の警備に問題あり―米紙

Record China    2010年3月18日(木) 17時28分

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16日、米紙ワシントンポストは、各国の核兵器保管状況に関する記事を掲載した。中国はたびたび核兵器の位置を変更しているが、輸送中のリスクが高いと指摘している。写真は青海省。中国初の核兵器研究施設。

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2010年3月16日、米紙・ワシントンポストは、各国の核兵器保管状況に関する記事を掲載した。中国はたびたび核兵器の保管地点を変更しているが、その輸送中のリスクが高いと指摘している。17日、環球時報が伝えた。

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先日、米シンクタンク・プロジェクト2049研究所のマーク・ストークス氏は、報告書「中国の核弾頭保存と使用システム」を発表した。中国は「核の先制不使用」原則に基づき、保有量と配置場所をあいまいにすることで抑止力にしているという。最大の貯蔵地は中国中部・太白山付近にある。基地は軍により警備されているが、配備場所を察知されないよう、保管地点を頻繁に移動していおり、危険が伴っているという。移動は一般の鉄道や道路、さらに空輸といった手段が用いられている。

中国以外の各国でも核兵器保存のリスクが問題となっている。現在、米国ロシアの核物質保存施設229カ所の安全対策強化を手助けしているが、テロリストなど「内部の脅威」に対する備えが十分ではないという。また米国自身も、「07年、核弾頭搭載に気づかず爆撃機B-52を飛行させた」「備蓄されていた核兵器部品約1000点が紛失した」などの問題があり、管理強化が求められている。(翻訳・編集/KT)

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