中国初の核兵器製造基地、跡地の保護条例を制定―青海省

Record China    2010年3月20日(土) 4時31分

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18日、中国初の核兵器製造基地跡地の保護管理条例が承認された。写真は跡地。

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2010年3月18日、青海省第11期人民代表大会常務委員会第14回会議は、同省にある中国で初めて核兵器の製造に成功した核兵器研究基地跡地の保護管理条例を承認した。新華社通信(電子版)が伝えた。

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1950年代末、青海省海北チベット族自治州西海鎮に位置する中国初の核兵器研究基地(元の国営221工場)で、核兵器の研究、実験、生産が行われ、原子爆弾と水素爆弾の製造に成功した。中国政府は1987年、国営221工場の破棄を決定し、核兵器の全面禁止と廃棄を表明した。その後、基地跡地は1993年に青海省に引き渡され、2001年に中国政府が全国重点文物保護機関に認定、愛国教育の模範基地として一般公開されていた。

海青省人民代表大会教育科学文化衛生委員会の潘振成(パン・ジェンチョン)主任委員は跡地の保護条例制定について、「中国初の核兵器製造基地の跡地の保護により、『両弾一星』(原子爆弾、ミサイル、人工衛星)の精神を継承し、愛国主義と革命伝統教育を行うことはいずれも深い意義を持つ」と語った。(翻訳・編集/HA)

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