Record China 2010年3月24日(水) 12時58分
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19日、アジア諸国のほとんどが飛躍的な発展を遂げつつあるなか、日本だけがすべてにおいて停滞状態にあると米誌が指摘した。写真は東京・銀座のフリーカフェ。
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2010年3月22日、新華網によると、米タイム誌は19日、アジア諸国のほとんどが飛躍的な発展を遂げつつあるなか、日本だけがすべてにおいて停滞状態にあると指摘した。以下は記事の要旨。
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日本は資金、技術、ブランド力、工業国としての揺るぎない地位など、他のアジア諸国が持つあらゆる物を、何十年も前から所有していた。80年代の日本は米国をはじめ世界を震えあがらせる存在だった。
しかし今日の日本にその面影はなく、無策の恐ろしさを単に示す実例となっている。小泉元首相というただ1人の例外を除いて、日本のリーダーたちは表面的で場当たり的な景気対策に終始することで満足し、日本を高度経済成長の軌道から完全に引き離した。
政府は痛みを伴う政策を決して選ぼうとせず、納税者から吸い上げた資金をただばら撒き、失業率を抑えることだけを考え、根本的な経済改革への努力を怠った。その結果、債務はふくらみ国債発行額はGDPの2倍となる。日本企業も政府の庇護を受け続けることにより、ついに世界での競争に負けた。かつてはアジアを発展に導いた日本は、世界に誇ったその影響力を中国に奪われていくのを傍観するだけで、なすすべもない。
米国が歩んでいる道は日本と同じだ。かつての日本と同じように、直面している諸問題を認識しながら、行動を起こす力がない。米国や日本のような富裕国家は、これらの問題を解決する時間はまだ残っていると錯覚する。彼らは豊かで、本当の苦難を味わったことがないからだろう。(翻訳・編集/津野尾)
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八牧浩行
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