<中華経済>3月の貿易収支、6年ぶりに赤字か―中国

Record China    2010年3月26日(金) 8時51分

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24日、中国の3月の貿易収支が80億ドルを超える赤字になる見通しであることが分かった。人民元切り上げに対する圧力が強まる中、拡大が続いていた貿易黒字が解消されれば、中国にとっては強力な反論材料となりそうだ。写真は14日、山東省青島港の鉄鉱石埠頭。

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2010年3月24日、中国の3月の貿易収支が80億ドルを超える赤字になる見通しであることが分かった。人民元切り上げに対する圧力が強まる中、拡大が続いていた貿易黒字が解消されれば、中国にとっては強力な反論材料となりそうだ。第一財経日報が伝えた。

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中国商務部の陳徳銘(チェン・ドーミン)部長が21日に開かれた中国発展高層フォーラムの席で、個人的な予測として明らかにした。中国は04年5月から70か月連続で貿易黒字を保っており、人民元切り上げに対する圧力が高まっている。こうした背景を意識した発言だと見られる。

これについて、国家発展改革委員会対外経済研究所の張燕生(ジャン・イエンション)研究員は「内需が外需を上回った結果だ」と好意的な見方を示す一方で、輸入が特に好調だったのは鉄鉱石、非鉄金属、原油などだったが、需要の高まりと同時に商品価格が急騰したことも大きな要因だったと指摘した。

また、清華大学中米関係研究センターの周世倹(ジョウ・シージエン)高級研究員は「今回の貿易赤字は短期的なもので、長くても今年後半か来年までには元に戻る」との見方を示した。米国では議員130人が中国を「為替操作国」に認定するようオバマ大統領に圧力をかけたばかりだが、周研究員は「貿易収支は為替レートで決まるものではない」と反論した。(翻訳・編集/NN)

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