<在日中国人のブログ>中国人は日本人と比べて何が足りないのか?

Record China    2010年3月28日(日) 12時57分

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25日、孔子の第75代直系子孫で日中関係評論家の孔健氏は、「反省:中国人は日本人と比べて何が足りないのか?」と題した記事を中国のブログサイトに発表した。写真は走る車の間を縫うように道路を横断する中国人。

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2010年3月25日、孔子の第75代直系子孫で日中関係評論家の孔健(こう・けん)氏は、「反省:中国人は日本人と比べて何が足りないのか?」と題した記事を中国のブログサイトに発表した。以下はその概略。

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中国人はサッカーで日本と韓国にやっと勝てるようになったばかりなのに、なぜあれほど偉そうに出来るのか?日本人はすぐに謝るのに、なぜ中国人はなかなか罪を認めないのか?日本人は外車に乗らないのに、なぜ中国人はあれほど外車好きなのか?日本人は約束を守るのに、なぜ中国人は平気で契約を無視するのか?―これは、私が先日出演したテレビの討論番組で指摘された中国人の欠点だ。

一体、中国人は日本人と比べて何が欠けているのか?「謙虚さ」「勤勉さ」「誠実さ」「協調性」「教養を身につけるための自分磨き」など挙げればきりがない。これに対して中国人から反発の声が聞こえてきそうだが、今のおかしな社会現象はこれを如実に証明している。私は決して中国人だけが特別にむやみに痰を吐いたり大声でわめき散らしたりするのが好きな民族だとは思わない。同じ儒教文化圏でありながら、ここまで日本人との違いが顕著になったのは、ここ数十年の国の発展方向によるものだと考える。

日本人の国民性の最大の特徴は二面性だ。傲慢だが礼儀正しい、堅物だが気も変わりやすい、従順だが自己主張も強い―など長所と短所が入り混じっている。では、中国人の国民性は?だが、ここで「国民性」の定義を見直してみたい。中国人の傲慢で団結力がないところは「小農社会」、自立した思考を持たないのは「専制社会」、自尊心の欠落や本能むき出しの行動は「過酷な生存競争」の影響だ。世間で言うところの「腐った根性」とはこうした前時代的なものを象徴している。「中国人の国民性」はこれから、「前時代的な性格」と呼んだ方が良いのではないか。

人は、自分の思考回路から脱け出さず、誤った行動パターンを省みないままで、性格のみを変えることは不可能だ。同じように、社会の仕組みを変えないまま、時代遅れの民族性のみを変えることもまた不可能である。「近代的な性格」を生みだすのは、近代的な社会だけ。そうでなければ、思想改造や宣伝・扇動をどんなに繰り返しても、それは単なる「砂上の楼閣」に過ぎない。(翻訳・編集/NN)

●孔健(こう・けん)

孔子の直系第75代目の子孫で、孔子研究家、日中関係評論家。山東大学日本語学科を卒業、1985年に来日。96年、チャイニーズドラゴン新聞を創刊。NPO法人日中経済貿易促進協会理事長などさまざまな日中関連の機関で代表を務める。「日本人は永遠に中国人を理解できない」「日本との戦争は避けられない」など著書多数。

※本記事は筆者の承諾を得て掲載したものです。

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