2010年3月25日、上海市で第6回「国際報道写真コンテスト(国際新聞撮影比賽/通称：華賽)」が開催された。海外から新たに流入したカルチャーを受け入れる若者らの写真が、スポーツ部門で優秀賞を受賞している。

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80年代のフランスで誕生したスポーツ「パルクール(Parkour)」は、中国語では音訳で「[足包]酷(パオクー/「カッコよく走る」との意)」と呼ばれ、近年は徐々に若者の間で人気を呼んでいるという。道具を使用せずに障害物を飛び越えたり駆けあがったりしながら、最速・最短の移動を目指すストリート・スポーツで、「移動芸術」とも呼ばれる。アクロバティックでパフォーマンスとしても魅力が高い。

中国では若者の運動不足が肥満や近視の罹患を助長しているとの指摘もあり、机上の学習ばかりを重視した教育体制にも疑問が投げかけられる中、こうしたスポーツが新し物好きの若者に受け入れられることは好ましいことであろう。中国では現在、10万人の愛好者が100チームに所属しているという。(翻訳・編集/愛玉)