Record China 2010年4月7日(水) 12時33分
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1日、中国の詩人・葉匡政氏が「中国産食品の安全性はなぜどんどん失われていくのか?」と題した記事を中国のブログサイトに発表した。写真は江西省南昌市で摘発されたわりばし生産のヤミ工場。
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2010年4月1日、中国の詩人・葉匡政(イエ・クアンジョン)氏が「中国産食品の安全性はなぜどんどん失われていくのか?」と題した記事を中国のブログサイト・捜狐博客に発表した。以下はその概略。
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3月15日の世界消費者権利デーに合わせ、「リサイクル食用油(地溝油)」「毒わりばし」「使い捨て用の毒弁当箱」など、今年もショッキングな食の安全問題が大量に明るみになった。行政の管理体制やメーカー側の倫理観など問題点は多々あるが、これほど根が深い背景には中国人の「畏敬の念の欠如」が大きく関わっているのではないか。宗教国家において、「畏敬」とは最も重要な道徳的規範。「畏」は生命への警告と自省、「敬」は生命を大切にすることを意味する。中国でも儒教の始祖・孔子が「君子有三畏」(君子に三畏あり)と説いた。人の行動はすべてお天道様がお見通しだと思えば、悪いこともできまい。こうした「畏敬の念」があれば、コピー製品の製造や食の安全問題などは起きる訳がないのだが…。
「安全な食べ物」は人が生活する上で最低限必要なものだ。だが、国民全員にこうした意識が育たない限り、食の安全問題はなくならないだろう。行政がどんなに厳しく取り締まっても、各地に点在する小さなヤミ工場をすべて摘発するのは容易ではない。長い目で見れば、法で取り締まるよりも国民の道徳観を向上させる方がより効果的な解決策だと思う。(翻訳・編集/NN)
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