Record China 2010年4月17日(土) 10時33分
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16日、青海省玉樹チベット族自治州玉樹県で14日に発生した大地震で、おから工事が原因と見られる校舎の倒壊が多数起きたとシンガポール華字紙が伝えた。写真は倒壊した同県の校舎。
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2010年4月16日、中国西部・青海省玉樹チベット族自治州玉樹県で14日に発生した大地震で、おから工事(手抜き工事)が原因と見られる校舎の倒壊が多数起き、四川大地震の教訓が生かされないまま再び生徒や教師に多くの犠牲者が出たとシンガポール華字紙・聯合早報が伝えた。
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報道によると、玉樹県の70%の学校が倒壊し、現在判明しているだけで少なくとも生徒66人、教師10人が死亡した。生徒数3000人余りの玉樹県第3完全小学校では建物の80%が倒壊し、救出された生徒61人のうち34人が現場で死亡。200人以上ががれきの下に生き埋めになったままだという。
08年5月12日に発生した四川大地震では、大量の校舎が倒壊、多くの生徒や教師が犠牲となり、手抜き工事や建築資材のごまかしなどが指摘された。これを受けて中国政府は各地区の小中学校、特に辺鄙な地区の小中学校に対し、地震に対する強度検査と補強工事の徹底を求め、マグニチュード7の地震に耐えられるような校舎づくりを指示した。しかし、今回玉樹県で発生した地震はマグニチュード7.1で、中国政府が求めた耐震基準を超えており、当局がこれを校舎倒壊の理由にする可能性が懸念される。四川大地震による校舎倒壊の初期調査時、四川省教育庁は中国教育部に対し、倒壊原因の1つとして地震の震度が強すぎることを挙げていた。(翻訳・編集/HA)
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