動き鈍いフィアットの中国戦略=北京モーターショーに出展せず―中国紙

Record China    2010年4月18日(日) 7時49分

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23日に開幕する北京国際モーターショー。世界の有名自動車メーカーが顔をそろえる中、唯一、フィアットだけが出展しない。生き馬の目を抜く中国市場で、同社の緩慢な動きが目立つ。写真は3月、ジュネーブ国際モーターショーのフィアットブース。

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2010年4月23日に開幕する2010年北京国際モーターショー。世界の有名自動車メーカーが顔をそろえる中、唯一、フィアットだけが出展しない。生き馬の目を抜く中国市場で、同社の緩慢な動きが目立つ。16日、第一財経日報が伝えた。

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2010年北京国際モーターショーは、4月23日から5月2日にかけ、北京国際展覧センターで開催される。前年を上回り史上最大規模となった同ショーには990台が展示され、89車種もの新型車が発表される。今や中国のみならず、世界で最も重要なモーターショーとなった。

ところがフィアットは昨年の上海モーターショー、広州モーターショーに続き、北京国際モーターショーにも出展しないことが明らかとなった。世界各国の大手メーカーが積極的な動きを見せる中、同社の緩慢さが目につく。

業界関係者によると、フィアットは広州汽車との合資会社設立が決まったが、中国展開する車種をめぐって検討が続いているという。フィアットの強みは小型車にあり、中国市場で人気のSUVなどの大型車にはない。そのため資本提携した米クライスラーの車種を投入することも検討されているようだ。

フィアットはかつて南京汽車と提携し中国市場に挑んだが、撤退を余儀なくされた。今回の再挑戦でどのような戦略をとるのか。フィアットのマルキオンネCEOは21日に今後5年の計画を発表するが、中国市場にどれほどの力を注ぐのかが明らかとなるだろう。(翻訳・編集/KT)

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