中国版「コンクリートから人へ」=2020年には人材開発にGDPの15%を投入―中国

Record China    2010年4月19日(月) 8時59分

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16日、清華大学の胡鞍鋼教授は、米ニューヨーク市で取材を受け、中国は2020年時点でGDPの15%を人材資源開発に充て、イノベーション型国家に転換するとの見通しを示した。写真は大卒農村幹部向けの起業研修。

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2010年4月16日、清華大学の胡鞍鋼(フー・アンガン)教授は、米ニューヨーク市で取材を受け、中国は2020年時点でGDPの15%を人材資源開発に充て、イノベーション型国家に転換するとの見通しを示した。中国新聞社が伝えた。

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胡教授は、中国が国家中長期科学技術発展計画綱要、国家中長期教育改革・発展綱要、国家中長期人材発展計画綱要からなる「戦略トライアングル」を構想していると明かした。「戦略トライアングル」とは、2020年までに教育、衛生、科学研究にGDPの15%を投入することを目指すもの。先進国では設備などハードへの投資と人材などソフトへの投資はほぼ1対1と釣り合っているが、中国は現在5対1とハードに偏っている。この差が徐々に埋められていくことになる。

各分野ごとに見ると、教育分野では国民の教育水準向上と高等教育の拡大が図られる。衛生分野では全国民の基本医療カバーと平均寿命の延長、妊婦及び乳幼児死亡率の低下、労働事故死者数の減少。そして科学研究分野では、日米などごく少数の国でしか達成されていないGDP比2.5%の研究開発費投入を実現する。中国版「コンクリートから人へ」とも言うべき戦略転換により新たな競争力の確保を目指すという。(翻訳・編集/KT)

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