エヴェンキ族(鄂温克族、オウンク族)

Record China    2006年5月8日(月) 0時3分

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那達幕(ナーダム)大会。ラクダに乗り、速さを競う競技。

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◆人口/ 

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人口は3万505人。 

◆地域/ 

オウンク族は主に内蒙古自治区呼倫貝爾(フルンベル)盟のオウンク自治旗と周辺の一部の旗(県に相当)、黒竜江省の訥河県などに住んでいる。 

◆言語/ 

オウンク族の言葉を使用し、アルタイ語系、満州・ツングース語派、ツングース語に属する。海拉爾、陳巴爾虎、敖魯古雅の3つの方言がある。 

オウンク族は自民族の文字を持たず、放牧地区での公用語はモンゴル語で、農業地区と山岳地帯での公用語は中国語(漢語)である。

◆宗教/ 

オウンク族の人々の多くはシャーマニズムを信奉してきた。牧畜民は同時にラマ教を信奉している。  

◆歴史/

「オウンク」とは、この民族の人たちがみずから使っている呼称であり、「大きな山林の中に住む人々」という意味である。歴史上異郷に住んでいたオウンク族の人々はかつて「索倫」「ツングース」「ヤクート」などと呼ばれ、1957年にこの民族の意思に基づき、オウンクとなった。オウンク族の人々の祖先は、もともとバイカル湖以東と黒龍江上流の山林の中で暮らし、漁業・狩猟に従事し、トナカイを飼育していた。以後、一部のオウンク族は東部へと移住し、現在、オウンク族の人口は少ないが、分布はより広いものとなっている。彼らは蒙古族、ダフール族、漢族、オロチョン族などの民族と一緒に、大興安嶺西側の緩やかな斜面と草原地区で暮らしている。

◆文化/ 

1940年頃までオルグナ左旗に住む少数のオウンク族の人々は原生林の中、撮羅子(テント)を立てて暮らし、遊牧民として狩猟を行ない生活していた。現在はオウンク族の新しい住宅区が建てられ始め、定住して放牧を行なうようになり、水草を追って暮らす生活は変わってきている。

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