小中学生約200人が集団食中毒=学校配布の牛乳で、製造元に立ち入り検査も―陝西省

Record China    2010年4月23日(金) 14時34分

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21日、中国陝西省で学校から配られた牛乳を飲んだ小中学生約200人が集団食中毒を起こした事件を受け、同省食品安全委員会の調査グループは製造元の「人人高乳業」に対する立ち入り検査を開始した。写真は08年11月、大量に廃棄されるメラミン汚染牛乳。

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2010年4月21日、中国陝西省で学校から配られた牛乳を飲んだ小中学生約200人が集団食中毒を起こした事件を受け、同省食品安全委員会の調査グループは製造元の「人人高乳業」(同省宝鶏市)に対する立ち入り検査を開始した。22日付で新華網が伝えた。

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事件が起きたのは19日朝、同省漢中市勉県と安康市旬陽県の一部の小中学校で、学校から配られた「人人高」ブランドの牛乳を飲んだ約200人の児童・生徒が食中毒の症状を訴え、病院に運ばれた。現在は全員症状が回復し、退院している。

製造元「人人高乳業」の劉双宝(リウ・シュワンバオ)副社長によれば、同社は事件後ただちに工場の生産を全面停止させ、原乳から包装までの全過程を厳しく検査した。同社は食中毒の原因について、「輸送途中で牛乳パックに穴が開き、そこから空気が流入し変質した疑いが高い」との見方を示している。

宝鶏市当局が同社の在庫を調べるとともに、同省食品安全委員会の調査グループが同社への立ち入り検査を行い、原因の解明を急ぐ。結果が出次第、発表される予定。(翻訳・編集/NN)

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