約2年ぶりの南北会談は“予想外”の和やかムードに=韓国ネットは警戒「じきに具体的な要求が出てくる」

Record China    2018年1月10日(水) 10時0分

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9日、韓国メディアによると、約2年ぶりに開かれた南北会談は懸念されていた神経戦もなく始終一貫して和気あいあいとした雰囲気の中で行われた。資料写真。

2018年1月9日、韓国・ファイナンシャルニュースによると、約2年ぶりに開かれた南北会談は懸念されていた神経戦もなく始終一貫して和気あいあいとした雰囲気の中で行われた。

張り詰めていた緊張を破ったのは、北朝鮮代表団の首席代表である祖国平和統一委員会の李善権(イ・ソングォン)委員長だった。李委員長は韓国側代表団の趙明均(チョ・ミョンギュン)統一部長官に対し「(南側に)向かいながら長官に何と言うかと考えていた」と述べ、おいの話で口火を切った。李委員長は「2000年6月に生まれたおいがもう大学に行くと言っている」とし「すでに18年だ。10年一昔というが10年が2回も過ぎて、いかに多くの歳月が流れたことか」と述べたという。さらに「童心は純潔で清潔、不潔なものはない」とし「その時のその心を蘇らせたら協議がよくなると思う」と話した。李委員長の言葉に、趙長官をはじめとする韓国側の代表団は笑顔を見せたという。

また、李委員長は「会談を見守る内外の注目が強烈で期待も大きいだけに、私たち(北朝鮮)側は全てを公開してはどうかと考えている」と述べた。これに対し、趙長官は「一理ある」としながらも「慣例通り非公開で進め、必要であれば公開しよう」と提案し、李委員長もこれに同意した。

この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「敵同士が親しいふりをしている時は、いつも以上に注意せねばならない」「もうすぐ具体的な要求が出てくる」「少し議論が進んだところで金と時間を要求される」「時間稼ぎの会談であることは明らかなのに」など会談に臨んだ北朝鮮への不審の声が多く寄せられた。

その一方で「うまく進んでいるね。朝鮮半島で戦争が起こらないようにしてほしい」「同胞なんだから神経戦なんて必要ない」と南北会談を歓迎する意見もみられた。他には「赤化統一のための打ち合わせか?」などと懸念するコメントもあった。(翻訳・編集/三田)

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