カザク族（哈薩克族、ハザク族）

◆人口／　

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人口は125万458人。

◆地域／　

主に新彊ウイグル自治区伊犁カザフ自治州、木壘カザフ自治県、巴里坤カザフ自治県に分布し、少数は甘粛省阿克賽カザフ自治県に分布している。

◆言語／　

カザフ語を使用し、この言語はアルタイ語系、チュルク語派、西フン語分支に属する。南西、北東の二つの方言がある。

カザフ文字は表音文字で、19世紀後半に形成されたものである。旧ソ連の頃に2回改正され、1954年にも改正を行なった。

◆宗教／　

カザフ族のほとんどはイスラム教を信奉している。

◆歴史／

カザフ族は悠久の歴史を持つ民族である。漢代に、天山の南北に住んでいた烏孫（紀元前２世紀〜西暦２世紀）の人たちがカザフ族の祖先である。「カザフ」という民族名は15世紀中葉から使われている。彼らの民間伝説によると、「カザフ」とは「白いガチョウ」の意。この他に、「カザフ」は中国古代の「曷薩」「阿薩」「可薩」の別名と見ている人もいる。また、「カザフ」を「戦士」「自由人」「離脱者」と解釈する人もいる。

◆文化／　

カザフの人々は少数が農業に従事するほか、ほとんどが牧畜業に従事し、１年中美しい草原で生活している。彼らにとって、馬は放牧や運送、遠出に欠かせない貴重な存在である。カザフの人たちは誰もが駿馬に乗ることを誉れとし、「馬にまたがった民族」であることを誇りとしている。貴重なイリ馬は彼らの誇りであり、2000年余前、その強さと美しさによって、漢の武帝に「天馬」と称えられた。