Record China 2010年5月6日(木) 12時55分
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3日、北京大学メディア研究者の王錦思氏はブログで、上海万博で谷村新司が披露した「昴」をはじめとする日本の多くのヒット曲が中国語で歌われ、中国人の生活に浸透していると紹介した。写真は北京のカラオケボックス。
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2010年5月3日、北京大学メディア研究者の王錦思(ワン・ジンスー)氏はブログで、上海万博で谷村新司が披露した「昴」をはじめとする日本の多くのヒット曲が中国語で歌われ、中国人の生活に浸透していると紹介した。以下はその概略。
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上海万博の開会式で谷村新司が歌った「昴」は、テレサ・テンをはじめとする27人もの著名な中国人歌手にカバーされた。日本の曲としては最も多い。そのほかにも実に多くの日本のヒット曲がカバーもしくは盗作されて中国語で歌われており、それらはもはや中国人の生活の一部と化している。
改革開放後、最初に入って来たのは芹洋子の「四季の歌」や三橋美智也の「ソーラン節音頭」など。中でも千昌夫の「北国の春」は田舎から1人都会に出てきた若者の望郷の念に多くの中国人が共感し、大ヒット。その後は、香港や台湾の歌手によるカバー曲が中国語ポップス界を席巻した。
エミール・チョウ(周華健)がカバーしたCHAGE and ASKAの「男と女」や喜納昌吉の「花〜すべての人の心に花を〜」などは90年代初めに大ヒットし、すっかりスタンダードナンバーとして定着している。こうした曲は数知れず、日本製品や日本文化のボイコットを唱える一部の愛国青年らも日本の曲だと知らずに歌っていることが多い。
それから、中国人の娯楽の定番であるカラオケも日本人の発明だ。発明者の井上大祐氏は米タイム誌の「20世紀で最も影響力のあったアジアの20人」にそうそうたる歴史的人物とともに選ばれた。同誌は井上氏を「ガンジーや毛沢東はアジアの昼を変えたが、井上氏はアジアの夜を変えた」と紹介している。(翻訳・編集/NN)
●王錦思(ワン・ジンスー)
吉林省出身、北京在住の元ジャーナリスト。北京大学でメディア学を専攻。日中歴史問題や抗日戦争史を研究課題としている。著書に「日本行、中国更行」。
※本記事は筆者の承諾を得て掲載したものです。
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