中国初の女性宇宙飛行士を選出=心の落ち着き重視し既婚者のみを採用―中国紙

Record China    2010年5月10日(月) 18時57分

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2010年5月、中国は女性初の宇宙飛行士2人を選抜した。今後3年にわたる訓練を経て、任務につくことになる。写真は今年3月、空軍パイロット募集局の健康・心理検査を受けた高校生。パイロット、そして宇宙飛行士になる夢を追う。

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2010年5月、中国は女性初の宇宙飛行士2人を選抜した。今後3年にわたる訓練を経て、任務につくことになる。元中国有人宇宙飛行工程総式の張建啓(ジャン・ジエンチー)将軍が選抜秘話を明かした。9日、羊城晩報が伝えた。

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順調に宇宙開発計画を進める中国。国内では「女性も宇宙へ」と期待する声が高まっていた。張将軍は「有人宇宙飛行は国家意志の体現である。宇宙飛行士の選抜も男女平等にしなければならない」と指摘。我慢強く細心な女性は、男性以上の働きを見せる可能性もあると話した。

当初は戦闘機パイロットから選抜されるとも伝えられていたが、まだ若すぎて飛行時間も足りないことから却下されたという。心理的に安定していること、600時間以上の操縦経験があることなどの選抜基準が定められ、政治思想、心理、身体能力、訓練成績などの成績を加味して2人が選抜された。興味深いのは既婚女性が選ばれたこと。落ち着きという側面を重視した結果だという。

気になるのは選出された女性宇宙飛行士がいつ実際の任務につくか。2012年には「神舟9号」「神舟10号」の打ち上げが予定されているが、張将軍は間に合わない可能性が高いとの見方を示した。通常、訓練には2〜3年が必要だという。(翻訳・編集/KT)

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