2010年5月11日付の北京日報によると、北京市は民間企業の本社を集合させた中国初の「中国民間企業本社基地」の建設計画にまもなく着工し、2015年には完成する予定だという。

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同基地建設の予定地となっているのは、北京市豊台区にある豊台サイエンスパークを中心とした地域。豊台サイエンスパークは各企業の本社が集中していることで全国に知られる地区で、現在入居する企業のうち、民間企業が全体の60％を占めている。

豊台区の孔令斌（コン・リンビン）副区長が明らかにした計画によると、同基地は「本社中心区」「産業協力区」「機能関連区」の3地区からなり、総敷地面積は200haに及ぶ。「本社中心区」には、各企業の本社オフィス以外に、研究・開発部門、応用サービス部門、商品展示・取引部門、産業交流部門、人材育成基地などを設置する。「産業協力区」には、民間企業が産業移転と発展に着手し、産業チェーンの完成を目指すための機能を、「機能関連区」には従業員の住居・教育・飲食・娯楽など、生活及びビジネス関連のサービス施設を設置する予定になっている。

孔副区長は「中国100強企業や業界100強企業にランキングされる民間企業を中心に誘致したい」と話しており、将来的には建築の低炭素化を実現した“インテリジェントオフィス”のモデル地区にしたいとの意向を示している。

同基地はまもなく着工され、今年末から企業誘致を開始する。2012年に基礎施設の完成および一部民間企業の入居、2015年末の本格起動を目指している。（翻訳・編集/HA）