<速報>県長一家6人殺害事件の容疑者を逮捕―貴州省

Record China    2006年12月4日(月) 12時13分

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県長一家6人を殺害したとされる曹輝容疑者が逮捕され、逮捕2日後に犯行を認めていたことが分かった。共犯者がいるものとみられ、現在さらに詳しい調査が行われている。

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2006年12月4日、貴州(きしゅう)省黔西南布依族苗族(けんせいなんプイぞくミャオぞく)自治州興仁(シンレン)県の文建剛(ウェンジエンガン)県長の一家6人が殺害された事件で、容疑者が逮捕されていたことがこのほど分かった。

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この事件は今年11月27日の夜8時、自宅にいた文県長本人とその妻、次男、妻の母、文県長の姉、そして家政婦の6人が何者かに刺し殺されたというもの。県長の長男は、学生寮に入っていたため被害を免れた。

逮捕された曹輝(ツァオフイ)容疑者は、1964年12月24日生まれの漢族。1983年に傷害の罪で逮捕された前科があり、2000年に釈放されていた。興仁県に住み現在無職。今回の事件の容疑者として12月1日公安警察に逮捕され、12月3日に犯行を認めていた。

曹容疑者は事件が起きた11月27日の夜、凶器のナイフを手に窃盗目的で文県長の自宅に押し入ったとされる。まず1階にいた文県長、県長の妻、使用人を殺害。県長は体を10回刺されて死亡、使用人の死体はトイレで発見された。さらに2階にいた県長の姉、3階で寝ていた4歳の次男とその祖母を殺した。

一説に曹容疑者は文県長の知人で、県長の自宅へ遊びに行った際に一家を皆殺しにしたともいわれる。また曹容疑者が県長から奪ったGPS機能付携帯電話を使ったことが、犯人の逮捕につながったという話だ。

まだ共犯者の有無は明らかになっていないが、殺害された人数が多い上、県長は1.8mの長身だったため、恐らく共犯者がいるものとみて捜査が続けられている。曹容疑者に対しては引き続き厳しい取り調べが行われている。

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