Record China 2010年5月22日(土) 20時3分
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19日、中国社会科学院が発表した「商業白書」から、中国本土における富裕層の消費は8割が45歳以下で、第2世代がその中心的存在になっていることが分かった。写真は10年5月、江蘇省蘇州市のエルメス出店広告。
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2010年5月19日、中国社会科学院が発表した2010年版「商業白書」から、中国本土における富裕層の消費は8割が45歳以下で、2代目富裕層―つまり富豪子女がその中心的存在になっていることが分かった。中国広播網が伝えた。
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同白書では、中国のぜいたく品消費市場規模は、2015年までの5年間で146億ドルに達し、世界全体の32%を占め、世界最大の市場になると予測されている。09年末までに、中国におけるぜいたく品の消費総額は94億ドルに達し、初めて米国を上回り、世界首位の日本に次ぐ存在に成長している。
また中国における富裕層で消費の中心的存在は若年層で、8割が45歳以下。諸外国と比べて年齢層が低いことが特徴だと指摘されている。
北京工業大学の趙衛華(ジャオ・ウェイホア)副教授は、「中国は消費総額においては“ぜいたく品購買大国”となっているが、これは総人口が多いことにも起因している。実際には貧富の格差がますます開いている」と指摘しているほか、富裕層の2代目、後継ぎ世代の多くがぜいたく三昧の生活を送っており、これが富裕層の消費年齢層を引き下げている原因とみている。
米大手コンサル、マッキンゼー・アンド・カンパニーによると、中国のこうした消費者層は「若年層、男性、実業家」が主体で、これは国際的な傾向と異なっているという。こうした消費者は海外ブランドを好む傾向にあり、人気の10大ブランドは、ルイ・ヴィトン、グッチ、シャネル、ヴェルサーチ、クリスチャン・ディオール、プラダ、ジョルジオ・アルマーニ、フェラガモ、フェンディ、エルメスだという。(翻訳・編集/岡田)
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