Record China 2010年5月23日(日) 18時19分
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19日、孔子の第75代直系子孫で日中関係評論家の孔健氏は、「日本女性はなぜ『天の半分』になれないのか」と題した記事を中国のブログサイトに発表した。写真は東京。
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2010年5月19日、孔子の第75代直系子孫で日中関係評論家の孔健(こう・けん)氏は、「日本女性はなぜ『天の半分』になれないのか」と題した記事を中国のブログサイトに発表した。以下はその概略。
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「男は金を稼ぎ、女は家を守る」―。実はこれが日本女性の地位を低くする根本的な原因だ。さすがに最近は昔の映画で見るような、夫が帰宅するや否やいそいそと玄関口まで出て行ってカバンを受け取り、上着を脱ぐのを手伝うといった光景はあまり見られなくなったようだが、経済的に夫に頼った生活を送る女性が圧倒的だ。そのためか、理想の結婚相手は「安定した職に就き、収入が高い男性」と答える女性が多い。
先進国とはいっても、男女の賃金格差が存在し、たとえ能力が同じでも女性があからさまに昇級差別されるのが日本だ。男性は家族を養わなければならないし、男性が女性を使うのは世の中の通念だが反対に男性が女性に使われるのは自尊心が傷つく、というだらしない理由が存在するらしい。女性はお茶汲みやコピー取りといった仕事しか与えられず、結婚や出産で退職というパターンが一般的だ。
男女の関係といえば、在日外国人から見た日本人は「性行為は開放的だが、性観念は保守的」。日本では97年の大ベストセラー「失楽園」(渡辺淳一著)から不倫が美化されるようになったようで、男性は「浮気」や「不倫」を肯定的に考えている人が多い。女性も夫の「浮気」と「不倫」を分けて考えている。家庭を壊さなければ良いということだ。だが、そういう男性も妻の不倫は許せないらしい。
日本女性は社会的に弱い立場のため、セクハラを受けても泣き寝入りする場合が多い。それでも欧米並みに重視されるようになってきたが、裁判沙汰になるケースは非常に稀だ。99年に横山ノック元大阪府知事のセクハラ訴訟があった際は、200人を超える女性が辞職を求めるデモを起こすなど日本中の女性の反感を買った。日本女性がどれだけセクハラを我慢してきたのか、このことからも良く分かる。(翻訳・編集/NN)
●孔健(こう・けん)
孔子の直系第75代目の子孫で、孔子研究家、日中関係評論家。山東大学日本語学科を卒業、1985年に来日。96年、チャイニーズドラゴン新聞を創刊。NPO法人日中経済貿易促進協会理事長などさまざまな日中関連の機関で代表を務める。「日本人は永遠に中国人を理解できない」「日本との戦争は避けられない」など著書多数。
※本記事は筆者の承諾を得て掲載したものです。
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