竜のイメージが「中国脅威論」に?国家のシンボル論争(下)―上海市

Record China    2006年12月5日(火) 15時39分

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中国のシンボルとされる「竜」が与えるイメージを考慮し、このたび呉友富教授らの研究グループが研究を行っている。この件がマスコミによって広く知られ、中国のシンボルについての各意見がインターネットなどで交わされている。

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上海外国語大学の党委員会書記である呉友富(ウーヨウフー)教授を始めとする研究グループが、竜のイメージが東洋と西洋とで異なることが、西洋の中国への非友好的な態度につながっていると発表して以来、中国のマスコミはこの件をトップニュースとして取り上げている。ただこの教授の研究については、批判も多く上がっている。

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ドイツに留学していた中国の留学生がネットに書き込みしたところによると、彼がドイツにいる間に強く感じていたのは、ドイツ人が自分の国のシンボルである動物・クマをとても大事にしているということだ。アメリカの国鳥はハクトウワシだが、これは動物の死骸も食べる臆病な鳥にもかかわらず、彼らは動物を変えて自国のイメージアップを図ろうとしたりはしない。

また別の1人がネット上で主張するのは、中国のシンボルである竜を他の動物に代えるというよりは、むしろ竜にもっとふさわしい他の英語名をつければよいのではないかという意見だ。竜は気高い伝説上の動物で、中国人の心と強く結びついている。中国の竜をDragonと訳さず、もっと正しい英語を作るべきだと説いた。

このように中国とそのシンボルとされてきた竜に関する、さまざまな意見が飛び交っている。竜の古里中国で始められたこの論争は、「代えるべきだ」「代えたくない」派に分かれ、さらなる波紋を広げている。

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