Record China 2010年5月27日(木) 18時50分
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23日、イタリア在住の中国人ブロガーによる「中国人観光客のマナーは本当に悪いのか?」と題した記事が、中国のブログサイトに掲載された。写真はイタリアの豪華客船コスタ・パシフィカ号。
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2010年5月23日、イタリア在住の中国人ブロガーによる「中国人観光客のマナーは本当に悪いのか?」と題した記事が、中国のブログサイト・捜狐博客に掲載された。以下はその内容。
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中国人はマナーが悪いだって?こんなに礼儀正しいではないか!信じないなら、ここに証拠を見せよう。私はローマ空港で米国から到着した中国人を助けたことがある。迎えの運転手が来なかったので、私が携帯電話で運転手と連絡を取ってあげると、彼らは何度もお礼を言い、電話代まで渡してきた。もう1つ。ローマの中国語ガイドは台湾や香港からの観光客を「非常に協力的。お礼のプレゼントをもらうことも多い」と絶賛している。
ここで読者から、海外在住の中国人や台湾、香港人ではなく、「中国本土の中国人」はどうなのかと突っ込みが入るだろう。もちろん、彼らのマナーも飛躍的に向上している。10年ほど前の中国人観光客といえば「声が大きい」「集団行動ができない」「禁煙ルームでタバコを吸う」「どこにでもタンを吐く」といった悪評ばかりだったが、今はかなり改善された。それに、日本人や韓国人も最初は似たようなものだったのだから、中国人だけが笑われる筋合いはない。
しかし、「衣食足りて礼節を知る」というが、先進国民の精神的な豊かさは物質面が充足すればすぐに真似できるというものではないだろう。そもそも中国とは社会体制が根本的に違う。欧米人の素養が高いと言われるのは「平等と博愛」という人類共通の価値観が深く染み込んでいるからだ。社会体制上もあらゆる不平等が排除され、庶民や弱者が暮らしやすくなっている。官僚も経営者も誰1人法律を超える特権を享受することはない。
このような社会では相手を尊重することで自分も尊重されることを皆知っている。反対に、名目上は平等社会を謳いながら、実際は厳しい階級が存在する社会では他人を構う余裕などないだろう。要するに、国の体制が国民の素養を形成するのだ。(翻訳・編集/NN)
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