Record China 2010年6月4日(金) 3時55分
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3日、中国メディアは鳩山由紀夫首相の辞任について、変革を求める日本国民の切実な思いが反映されていると報じた。写真は中国メディアが分析した鳩山首相辞任の4大原因。
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2010年6月3日、中国のラジオ局・中国国際放送局のニュースサイト「国際在線」は、鳩山由紀夫首相の辞任について、変革を求める日本国民の切実な思いが反映されていると報じた。以下はその概略。
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日本の世相を反映する流行語大賞。昨年は「政権交代」が選ばれた。受賞者はその夏の総選挙で、圧倒的勝利で首相の座に就いた鳩山由紀夫首相である。受賞式で首相は「あまり政権交代が流行するのは良くない」と冗談半分に述べ、民主党政権の短命は避けたいとしていたが、そのわずか9か月後、違法献金問題や普天間基地の移設をめぐる迷走で70%を誇っていた支持率は20%にまで急落。民主党政権はいまだ何とか維持されてはいるものの、首相は辞任に追い込まれた。
今回の辞任劇は国民の大きな反響を呼んだ。ヤフーなど大手ポータルサイトの掲示板には秒単位で「鳩山辞任」に関する書き込みが膨れ上がった。実はこうした一連の動きには日本人の変革を求める心の叫びが反映されていると言える。普天間問題が辞任の直接の引き金にはなったことが、その証拠だ。
日本人は自民党政権時代から数十年も続いた対米従属関係から脱却したいと切望しているのだ。だからこそ、「対等な日米関係」を掲げた鳩山首相が選ばれた。だが、その首相が米国の圧力に屈したことで日本人がどれほど失望したかは推して知るべし。改革の旗手として腐りきった政界に新鮮な空気を吹き込んでくれると期待していただけに、その落胆も大きかったのだろう。
鳩山首相の9か月は、いくつかの改革が打ち出されたとはいえ、深く根付いた日本の政治文化の前になすすべもなく終わってしまったという感じだ。これでは国民の変革への欲求を満たせるわけがない。辞任に追い込まれたのも至極当然のことだったと言える。(翻訳・編集/NN)
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