<在日中国人のブログ>中国人意識のない日本初の中国系大臣―蓮舫

Record China    2010年6月7日(月) 20時3分

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6日、日本の華字紙・中文導報の張石副編集長は、台湾系日本人の蓮舫参院議員が菅新内閣の行政刷新相に内定したことを受け、「中国人意識のない日本初の中国系大臣―蓮舫」と題した記事をブログに掲載した。写真は菅新内閣の主要閣僚。

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2010年6月6日、日本の華字紙・中文導報の張石(ジャン・シー)副編集長は、台湾系日本人の蓮舫参院議員が菅新内閣の行政刷新相に内定したことを受け、「中国人意識のない日本初の中国系大臣―蓮舫」と題した記事をブログに掲載した。以下はその概略。

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鋭い舌鋒で政府予算の無駄を洗い出す「必殺仕分け人」として一躍名を馳せた蓮舫議員が、その実績を買われ、行政刷新相に内定となった。中国系が日本の大臣に任命されるのは史上初だが、蓮舫議員はあくまでも「自分は日本の議員」との姿勢を崩さない。外国人参政権問題についても、慎重派に名を連ねている。

筆者は蓮舫議員が初当選した04年7月にインタビューしたことがある。その際、夫とともに北京留学したのは「流暢な中国語が話せるようになりたかったから」だと語っていた。最も関心を寄せるテーマは、「国内は少子化問題、外交はアジア問題」。日中関係は政治・経済だけでなく将来的にはアジア版の欧州連合(EU)を目指すべきだとし、日中関係の発展にも尽力したいとの考えを示した。台湾問題については、「民主党は『1つの中国』の原則を尊重している」と述べた。

日本には1934年に台湾出身の辜顕栄(こ・けんえい)氏が貴族院勅撰議員に任命されて以降、中国系議員は1人もいなかった。80年6月に作家の邱永漢(きゅう・えいかん)氏、98年7月に貿易商の余志遠(よ・しえん)氏、00年6月に歌手の梅蘭(めい・らん)の計3人が出馬したが、いずれも惜敗している。(翻訳・編集/NN)

●張石(ジャン・シー)

日本華字紙「中文導報」副編集長、記者。在日中国人や日中関係などについての記事を多く発表している。著書に小説「東京傷逝」「三姐弟」など。

※本記事は筆者の承諾を得て掲載したものです。

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