中国で増加する女装男性に賛否両論―シンガポール華字紙

Record China    2010年6月8日(火) 8時59分

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7日、シンガポール華字紙は、中国で女装した男性「偽娘」が物議を醸していると報じた。写真は中国で大きな話題となっている「偽娘」の劉著さん。

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2010年6月7日、シンガポール華字紙・聯合早報は、中国で女装した男性「偽娘」が物議を醸していると報じた。

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中国では最近、「偽娘」と呼ばれる青年が相次いで出現し、物議を醸している。その代表格といえば、人気オーディション番組「快楽男声」で一躍ブレークし、「第一偽娘」(No.1偽娘)と呼ばれる劉著(リウ・ジュー)。そのあまりの美しさに視聴者はくぎ付けとなり、中国の「偽娘」ブームの火付け役となった。

別の「偽娘」、劉剛(リウ・ガン)は日本アニメの影響を受けたと話す。大学時代に面白半分で女友達から洋服を借りて女装したところ、これが驚くほどの美しさ。これですっかりはまってしまい、今では本格的な「偽娘」へと成長した。「偽娘」を続ける理由は、自分に合った美を追求したいからだという。

こうした風潮に対し、同紙が30歳前後の男女10人に感想を聞いたところ、「賛成」が1人、「反対」が7人、「どちらとも言えない」が2人だった。賛成派は「どんな格好をしようが個人の自由」と擁護しているが、反対派は「男は男らしくすべき」と手厳しい。中立派は「他人に迷惑をかけなければ良いのでは」との意見だった。

重慶市の心理カウンセラー、陳香(チェン・シアン)氏によれば、現代の中国人男性は小さい頃から甘やかされて育っており、女性化していることは確か。だが、「偽娘」は古くから存在し世界の多くの国で見られる現象であることから、メディアは必要以上に面白おかしく書き立てるべきではないと指摘した。(翻訳・編集/NN)

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