Record China 2010年6月13日(日) 16時19分
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11日、北京大学メディア研究者の王錦思氏はブログに記事「中国サッカーは日本・韓国・北朝鮮を見習え」を掲載した。写真は武漢市のバーやサッカーくじ販売店に集まり、W杯を観戦する中国サッカーファン。
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2010年6月11日、北京大学メディア研究者の王錦思(ワン・ジンスー)氏はブログに記事「中国サッカーは日本・韓国・北朝鮮を見習え」を掲載した。以下はその抄訳。
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古代のサッカーは「蹴鞠」と呼ばれ、その起源は紀元前770年、中国の斉にまでさかのぼることができる。その後、「蹴鞠」は欧州へと伝わった。19世紀になり英国は現代サッカーを成立させた。現代サッカーがアジアに伝来するのは1873年、英国海軍が日本に伝えたのが始まりだった。
世界ナンバーワンスポーツと呼ばれるサッカー。日中韓はほぼ同時期にプロリーグをスタートさせたが、今や中国は日韓に大きく遅れている。ここ2年間、中国クラブは国際大会(アジアチャンピオンズリーグ)で敗北を繰り返したが、近視眼的な体制、審判買収、八百長などの問題と無関係ではないだろう。
トウ小平はサッカーの発展は少年時代の育成から始めねばならないと話していたが、中国の問題はまさにこの点にある。2000年時点で日本の登録選手数は85万人、韓国は35万人、中国はわずか3万人に過ぎない。また日本からは数万人がブラジルにサッカー留学しているというが、中国はわずかに数十人しかない。また韓国はドイツ、日本はブラジルをモデルとしているが、中国はブラジル、ドイツ、セルビアと学ぶ対象を次々と変え、結局自分のスタイルを作れないでいる。
日韓との差は経済力にあると考えるならば、北朝鮮は間違いなくその反証と言えるだろう。独自のプロリーグを持っていない北朝鮮だが、主力選手はJリーグ、Kリーグをはじめ他国でプレーし、レベルを大幅に引き上げた。
「恥を知ることは勇に近い」と言う。日韓が科学技術、経済力同様、サッカーも学ぶことで成長を遂げた。南アフリカW杯を機会に、中国サッカーも傲慢さを捨て、世界の強国に、近隣の日本・韓国・北朝鮮に学ぶべきだ。そうしてこそ初めてW杯に出場し、強国と対戦する希望があると言えるだろう。(翻訳・編集/KT)
●王錦思(ワン・ジンスー)
吉林省出身、北京在住の元ジャーナリスト。北京大学でメディア学を専攻。日中歴史問題や抗日戦争史を研究課題としている。著書に「日本行、中国更行」。
※本記事は筆者の承諾を得て掲載したものです。
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