Record China 2010年6月16日(水) 9時7分
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15日、カナダ在住のコラムニスト・陶短房氏は、南アフリカW杯・1次リーグ第4日目、日本対カメルーン戦の感想を「チームの団結がスター軍団を破った」と題し、ブログに掲載した。写真は北京五輪に出場したカメルーン代表 (08年8月撮影)。
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2010年6月15日、カナダ在住のコラムニスト・陶短房(タオ・ドゥアンファン)氏は、南アフリカW杯・1次リーグ第4日目、日本対カメルーン戦の感想を「チームの団結がスター軍団を破った」と題し、ブログに掲載した。以下はその要約。
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戦前の噂では、「カメルーンはグループリーグEの中で、唯一の敵をオランダとみなし、日本とデンマークは問題にしていない」とされていた。確かにゲーム内容を見れば、日本の数少ない反撃の場面を除いて、基本的にカメルーンが試合をコントロールしており、噂があながち根拠がないことではなかったことが証明された。
しかし、最後に笑ったのは日本だった。
今回の日本は、かつてのようなスター選手はほとんどいなかった。一方、対戦相手のカメルーンは、チームメンバーのうち17人が5大リーグのクラブに所属しているスターチームで、特にFWエトーは、カメルーンサッカー史上最大のスターである。
対戦を前にして、両チームから不協和音が伝わってきた。日本は岡田監督とチームが調和せず、カメルーンはエトーが同国の英雄(元代表FW)ロジェ・ミラ氏と確執を起こし、代表辞退の可能性にまで言及したという。
しかし、ゲームが始まると、岡田監督はしっかりとチームをコントロールしていた。メンバーが岡田監督に不満を持っていようがいまいが、ピッチには一切持ちこまず、日本は全力を出し切り、方向性の統一されたチームとして戦い抜いた。
一方、カメルーンは、GKカメニと最も経験のあるMFソングが先発から外れるなど、最初からちぐはぐだった。最も致命的だったのは、スター選手が個人技に頼り、つなぐ場面がほとんどなかったことだ。
「実力に決定的な差がない限り、11人が一丸となったチームは、個人技だけに頼り切ったスター選手の集まりに十分打ち勝てる」―今回の日本対カメルーン戦は改めてそれを証明した。
グループリーグEは文字通り「死のグループ」だ。カメルーンがこのままの状態でチームの軌道修正が間に合わず、スター選手たちが意識を改めなければ、いよいよ厳しくなる。日本戦ではなんとか優位にゲームを運べたが、オランダ戦ではそういうわけには行かないだろう。(翻訳・編集/HA)
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