国有ビール企業の外資売却に反対=従業員500人超がストライキ―重慶市

Record China    2010年6月18日(金) 16時45分

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17日、重慶ビール株式有限公司の従業員500人以上がストライキに突入した。カールスバーグへの売却反対が目的だ。ストライキ参加者は外資に経営権を握られた後、リストラなど従業員の待遇が改悪されると不安視している。写真は重慶ビールの生産工場。

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2010年6月17日、重慶ビール株式有限公司の従業員500人以上がストライキに突入した。同社株のカールスバーグへの売却反対が目的だ。財新網が伝えた。

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10日、重慶ビール集団は、旗下の重慶ビール株式有限公司株12.25%を、デンマークのビール大手カールスバーグに売却すると発表した。売却後、カールスバーグの出資比率は29.71%となり、筆頭株主に浮上する。

ストライキ参加者の話によると、11日、従業員サイドは労働組合を通じて、売却反対を訴え、従業員の待遇問題について交渉の場を持つように求めた。しかし経営陣は口頭で3年間は待遇に変化はないと言うだけで、その他の対応がなかったため、ストライキ突入が決まったという。

ストライキに参加したある従業員は、経営陣が従業員に説明なく外資への売却を決めたことに怒りを露わにした。外資支配となった後、従業員はさまざまな不利益を被るのではと不安視している。別の従業員は売却後にリストラがあるのではと不安をのぞかせた。現在でも製造スタッフが営業に回されたり、成績が悪い従業員が辞職を強要されたりする問題があると話している。(翻訳・編集/KT)

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