食糧価格が10年後には4割上昇、国連機関が予測―中国メディア

Record China    2010年6月19日(土) 6時13分

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17日、今後10年間で世界の食糧価格が40%上昇する可能性があると予測する報告書を、国際連合食糧農業機関と経済協力開発機構が発表した。写真は江蘇省興化市の小麦農家。

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2010年6月17日、中国新聞社によると、国際連合食糧農業機関(FAO)と経済協力開発機構(OECD)が世界の食糧事情に関する最新の報告書を発表した。今後10年間で世界の食糧価格は40%上昇する可能性があると予測している。

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2010〜2019年の農業の展望に関するこの報告書で、今後10年間の食糧価格が1996〜2007年の水準に下がる可能性は低く、過去10年間と比べて、小麦や雑穀、植物油、乳製品などの価格が上昇すると予測され、食糧価格高騰の一因として、発展途上国、新興国の急速な発展による食生活の変化が挙げられている。

食糧価格の高騰は世界的な食糧不安を引き起こす可能性があり、2007−2008年に起きたような食糧危機による情勢不安が再び発生する危険性もある。2007年の食糧危機以降、各国が農業生産を重視するようになっており、特に米国は各国に先駆けて安定した食糧確保に努める姿勢を見せている。

また、OECDは、長期にわたり飢餓状態に置かれている人の数が世界全体で10億人を突破したと指摘した。(翻訳・編集/岡田)

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