2010年6月21日、神経過敏な女性と社交的な男性は生殖能力が高いということが、英国とフィンランドの合同チームの研究によって明らかになった。環球網が伝えた。

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ヒトの生殖能力についてはこれまで、遺伝や食習慣、体質が大きくかかわっているものと考えられてきたが、実は個々人の性格が大きく左右していることが分かった。調査研究を行ったのは英シェフィールド大学やフィンランド・ヘルシン大学などの合同チーム。アフリカ・セネガルの4つの村で各夫婦の性格を分析し、その子供の健康状態と照らし合わせた。

その結果、すぐに不安になる、うつ傾向がある、感情的になりやすいなどの神経過敏な女性はそうでない女性と比べ、生殖能力が12％も高かった。特に社会的地位の高い女性のグループでこの傾向が顕著だった。だが、神経過敏な女性の子供は痩せている傾向が強かった。一方、男性は女性と全く反対で、性格が明るく社交的な人の方がそうでない人と比べ、生殖能力が14％高いという結果となった。

研究成果は米国科学アカデミー紀要（PNAS）に掲載された。（翻訳・編集/NN）