<W杯>中国企業初のスポンサー広告、英利集団の野望とは―中国紙

Record China    2010年6月27日(日) 5時49分

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25日、河北日報は記事「英利はなぜW杯のピッチに足を踏み入れたのか、巨額の投資は何をもたらす?」を掲載した。写真は瀋陽市のバーでW杯観戦する人々。

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2010年6月25日、河北日報は「英利はなぜW杯のピッチに足を踏み入れたのか、巨額の投資は何をもたらす?」と題した記事を掲載した。

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熱戦が繰り広げられているサッカー南アフリカW杯。試合を見ていると、ピッチ脇に漢字の広告が表示されているのに気づく。その企業は中国の太陽電池大手・英利集団。中国企業として初めてW杯のスポンサーになった。

英利集団の広告はW杯全64試合、1試合あたり8分間表示される。スポンサーになるには多額の広告費が必要となるが、同社は簡単に元が取れるとソロバンを弾いている。今年下半期の太陽電池出荷価格は3〜5%値上げされる予定で、広告費を十分にまかなえる計算だという。

今年3月、W杯スポンサーに決まった後、英利集団の知名度は一気に上昇した。その効果は明らかで、6月にドイツ・ミュンヘンで開催された太陽光発電展では、英利集団を指名買いする企業が急増、受注量は4ギガワットを超えた。同社の生産量は年1.5ギガワット。供給を超える発注を受けたことで、値段の引き上げが可能となった。

英利集団の狙いは単なる知名度向上だけではない。まだ中国市場では太陽光発電の規格が整備されていないが、この機に圧倒的なシェアをつかみ、規格をリードする企業として将来的な優位につなげるという構想を抱いていると記事は指摘した。(翻訳・編集/KT)

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