東シナ海での実弾演習、異例の事前発表=米韓演習を牽制か―中国

Record China    2010年6月29日(火) 15時1分

拡大

28日、中国人民解放軍はこのほど、今月30日より東シナ海で実弾射撃演習を実施すると発表。このニュースを報じた28日付香港紙・明報は「演習日程の事前発表はきわめて異例」だと評している。写真は06年8月、黄海で実施された中国人民解放軍高射砲部隊の演習。

(1 / 4 枚)

2010年6月、中国人民解放軍は今月30日より東シナ海で実弾射撃演習を実施すると発表した。このニュースを報じた28日付香港紙・明報は「演習日程の事前発表はきわめて異例」だと評している。28日、中国新聞社が伝えた。

その他の写真

米韓両軍は今月末、韓国西部の黄海で合同演習を実施する予定だった。韓国・哨戒艦沈没事故を受けてのものだが、米軍空母が中国近海に進出する事態に中国は反発する姿勢を示していた。中国人民解放軍91765部隊はこのほど、6月30日から7月5日までの6日間、午前0時より午後6時まで実弾射撃演習を実施し、舟山から台州以東の東シナ海にあらゆる船舶の侵入を禁止すると発表した。

28日、米韓両軍は月末に予定されていた黄海での演習を7月に延期すると発表した。米第7艦隊の日程上の問題と伝えられているが、機を同じくしての発表は憶測を呼んでいる。新華社の雑誌・世界軍事の陳虎(チェン・フー)総編集長は、黄海での演習を中国に対する挑発だと捉える必要はないと発言。米空母が近海に侵入すれば、格好の演習目標となり、得難い経験を積むチャンスだと分析した。(翻訳・編集/KT)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携