ディズニーが中国市場への多角的進出を強化=「トイ・ストーリー3」の大成功ではずみ―中国

Record China    2010年7月14日(水) 19時18分

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11日、中国でもウォルト・ディズニーがビジネスプラットフォームの多角化をすすめており、ファミリーを対象とした娯楽市場を拡大しつつある。写真は映画「トイ・ストーリー3」のポスター。

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2010年7月11日付の中国・網易財経によれば、映画「トイ・ストーリー3」が公開され、爆発的なヒットを記録している中国では、ウォルト・ディズニーがビジネスプラットフォームの多角化をすすめており、ファミリーを対象とした娯楽市場を拡大しつつある。

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ウォルト・ディズニー・カンパニーのグレーターチャイナ地区総裁の張志忠(ジャン・ジージョン)氏は、中国ではすでに映画部門を設立させており、今後は中国にローカライズしたキャラクターを起用した作品を増やすほか、出版やネット、ゲーム、グッズなどアメリカ本国同様、利益の見込めるビジネスプラットフォームの多角化を図っていくと、インタビューで発言した。

これまで中国ではミッキーマウスやドナルドダック、くまのプーさん、シンデレラなどといった従来の定番商品を中心に展開させてきた。これは、「子どもはまずお気に入りのキャラクターへ感情移入することをきっかけに、キャラクターの登場する映画を見たりテーマパークに行ったりしたいと考えるようになる」との考えから、キャラクター展開に注力しているため。6月16日に中国本土で公開された「トイ・ストーリー3」が、公開わずか1か月で8000万元(約10億4452万円)という興行収入を叩き出し、今後は中国市場向けのキャラクター考案にも力を入れる。2011年には香港ディズニーランドで、トイ・ストーリーを主軸としたテーマランドが新たに設置されるほか、PS3・DS・Wiiなどゲーム界への参入も企画されているという。

中国市場向けの張総裁は「男児向けの市場は大きな潜在力を持っている」と話し、今後は「トイ・ストーリー」をはじめ、昨年に買収した大手漫画出版社マーベル・コミックの作品「スパイダーマン」「カーズ」「アイアンマン」などの関連グッズにも力を入れていくことを明らかにした。(翻訳・編集/岡田)

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