都市化率は46.6%=都市人口は米国の2倍、EU全体を超える―中国

Record China    2010年8月2日(月) 8時52分

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7月29日、09年までに中国の都市化率は46.6%となり、都市人口が6.2億人に達したことがわかった。中国の都市化の規模は世界一だという。写真は湖南省長沙市、都市部と農村部との境界地域。

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2010年7月29日、中国の政府系シンクタンク・中国社会科学院が発表した「中国都市発展報告」は、09年までに中国の都市化率は46.6%となり、都市人口が6.2億人に達したと指摘した。中国の都市化の規模は世界一だという。中国新聞網が伝えた。

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同報告によると、96〜05年にかけて、中国の都市人口は平均して毎年2000万人ずつ増加し、06〜09年にかけては1500万人ずつ増加している計算になる。09年末の時点で、中国の都市人口は米国の2倍となり、EU27か国の総和を25%も上回っているという。

数値は急速に上昇しているものの、中国の都市化には不完全な都市化の典型的な特徴が現れており、統計上高く見積もりすぎている可能性も同報告は指摘している。中国の都市人口には多数の農業人口が含まれており、それが数値を9%ほど押し上げているという。同報告はさらに、都市に居住はしているが都市に溶け込んでいない出稼ぎ労働者がいることを考慮すると、中国の完全な都市化率は少なくとも10%は低くなるだろうとも指摘した。

同報告は、2015年には中国の都市化率は52%、2030年には65%に達すると予測している。しかし、都市間の格差、大都市の過度の膨張、大都市周辺の「ごみタウン化」など深刻な問題も抱えているという。(翻訳・編集/津野尾)

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