「信頼性」に関する調査でワースト1は不動産仲介業―中国

Record China    2010年8月2日(月) 13時30分

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1日、中国の雑誌・小康が人々の「信頼性」を問う調査を行った。その結果、企業について最も信用度の低い業種は仲介サービス業だということが判明した。写真は10年5月、浙江省杭州市で行われた不動産交易展示会。

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2010年8月1日、中国の雑誌・小康がこのほど、企業や政府機関、そして個人の「信頼性」を問う調査を行い、その結果を掲載した。調査の結果、企業について最も信用度の低い業種は仲介サービス業だということが判明した。法制晩報が伝えた。

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調査を行うきっかけは、マイクロソフト中国総裁を務めた企業家・唐駿(タン・ジュン)氏の学歴詐称疑惑。唐氏個人の問題よりも、業界全体のイメージ低下が懸念されたことだった。調査は清華大学メディア調査実験室と合同で、中国東部・中部・西部で行われ、主に人間関係における信頼性、企業に対する信頼性、政府に対する信頼性についてアンケート調査が行われた。

その結果、総合的な信頼性の指数は61.7ポイントで、前年調査時より0.6ポイント増となった。企業については仲介サービス業が「最も信頼できない」業種となり、59.2%が同業種に信用が置けないと回答。これに加えテレビショッピング(52.9%)、健康関連商品(51.9%)、広告(40.5%)、不動産 (37.2%)が「信頼できない業種ワースト5」に選ばれた。

特に不動産仲介業に対する評価は低く、「誠実さや信頼性がまったく感じられない」とする人が多かった。その背景には不動産価格の高騰に対する人々の不満があると指摘されている。

なお、個人について信頼できない職種のトップ5は仲介業従事者、セールスマン、不動産企業経営者、広告業従事者、サッカー選手。逆に信用度の高い職種は軍人、農民、教師、学生、記者だった。軍人と農民は例年、トップを争う二業種。

また、政府機関を信用できない理由として挙げられたのは、権力の私的濫用、汚職や腐敗、官僚主義、責任感の欠如など。社会全体としては功利主義が蔓延し、「自分だけ誠実さを守れば損をしてしまう」との観念が広まっていると記事は指摘している。(翻訳・編集/岡田)

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