Record China 2010年8月3日(火) 17時12分
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1日、カナダ紙は、バンクーバーで7月下旬に発生した白人青年による華人侮辱事件に関連し、「華人は自己反省だけでは十分でなく、勇気を持って世間の偏見に立ち向かい、根性を変える必要がある」と主張した。写真はバンクーバーのチャイナタウン。
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2010年8月1日、カナダの華字紙チャイニーズ・カナディアン・タイムズ(電子版)は、バンクーバーで7月下旬に発生した白人青年による華人侮辱事件に関連し、「この種の事件が起きると相手への非難とともに自己反省の声が上がる。しかし、自己反省だけでは十分でなく、勇気を持って世間の偏見に立ち向かい、根性を変える必要がある」と主張した。2日付で中国新聞社が伝えた。
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記事によると、今回発生した事件は、2人の白人青年が華人を侮辱する言葉を商店街の壁に書き、追いかけてきた華人商人と殴り合いになったというもの。以下は記事の要約。
この種の事件は北米の大都市ではよく見られる。最近では中国人社会の地位の向上と現地への溶け込みが進んだことにより、以前ほど頻繁に起きなくなっており、華人の「抵抗力」も強くなっているが、ニュースで取り上げられたことでさらに注目を集めている。華人へのどんな侮辱行為に対しても抗議すべきなのは当然だが、こうした事件に華人はいかに向き合うべきか。伝統的に行われてきた「自己反省」だけで良いのだろうか。
中国人の北米への移民が始まって以来、「食習慣」「言語能力」「車の運転レベル」などは華人を侮辱する時の一種の「トレードマーク」となってきた。テレビの娯楽番組などでは、「トレードマーク」をからかうことが日常茶飯事に行われている。
華人自身が、日ごろの行いを反省することは一種の美徳でもあり、弱者がこうした事件に出会った時の反応でもある。自分に過ちがなかったかを問うてみるのはいいのだが、それによって差別行為を合理化すべきではない。
実際には華人は、程度の差こそあれ社会の各場面で差別視されているが、これにいかに対応するかが重要である。一歩引き下がって自己反省するだけでは十分ではなく、勇気を持って世間の偏見に立ち向かい、自分たちのひねくれた根性も勇敢に変えていく必要がある。(翻訳・編集/HA)
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