世界第2の経済体に目立つ、エネルギー効率の悪さ=70%を石炭に依存―中国紙

Record China    2010年8月23日(月) 10時35分

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20日、広州日報は記事「中国が石炭純輸入国に=各地で頻繁に電力制限」を掲載した。電力消費のピークにあたる夏には各地で停電などの電力制限が相次いでいる。写真は山東省日照市、石炭が積まれた埠頭。

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2010年8月20日、広州日報は記事「中国が石炭純輸入国に=各地で頻繁に電力制限」を掲載した。以下はその抄訳。

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今年第2四半期、日本を抜き世界第2位の経済大国となった中国。しかしその一方でエネルギー消費量も世界で一二を争う水準となった。石炭不足から電力消費のピークにあたる夏には各地で電力制限が相次いでいるほか、石炭、鋼材、鉄鉱石の輸入量も最高記録を更新している。中国の単位GDPあたりの石炭消費量は日本の15倍、米国の8.7倍と省エネ効率の悪さが目立つ。また全エネルギー消費量の70%が石炭で、エネルギー転換の遅れも目立っている。

今年上半期、石炭輸入量は月1000万トン以上を持続。前年同期比でほぼ倍増している。下半期は石炭価格上昇により輸入量はやや減少するものと見られるが、昨年に続き今年も石炭純輸入国になることはほぼ決定的だ。さらに今後2〜3年、輸入量の拡大は続くと見られる。

中国の省エネ効率が向上しないのはなぜか?それは再生可能エネルギーと比べ、化石燃料が圧倒的に安いことに由来すると言う。ある業界関係者によると、火力発電の電力販売価格は1キロワット時で0.3元(約3.8円)。風力発電の0.6元(約7.6円)、太陽光発電の4元(約50円)よりはるかに安い。そのためエネルギー税の課税でクリーンエネルギーへの移転を促すことも検討されているという。(翻訳・編集/KT)

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