「低炭素セメント」の開発に王手、CO2排出量50%以上削減か―中国

Record China    2010年8月25日(水) 3時19分

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20日、世界一のセメント生産国である中国が、製造過程で二酸化炭素(CO2)排出量を50%以上削減できる「低炭素セメント」の開発に王手をかけた。写真は安徽省淮北市内のセメント工場で袋詰めのセメントを運ぶ作業員たち。

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2010年8月20日、世界一のセメント生産国である中国が、製造過程で二酸化炭素(CO2)排出量を50%以上削減できる「低炭素セメント」の開発に王手をかけた。新華網が伝えた。

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中国が国家プロジェクトとして推進する国家重点基礎研究発展計画(973計画)の中間報告会で明らかになった。南京工業大学の沈暁冬(シェン・シャオドン)教授率いる「低炭素セメント」の開発チームが、製造過程で排出されるCO2の量を50%以上削減できるセメントの生産技術をほぼ確立したと発表した。

中国は世界一のセメント生産国で、世界の総生産量の50%以上を占める。2位のインドの13.8倍。セメントの製造過程で排出されるCO2は中国の排出量全体の5分の1に上るため、中国科学技術部(省)主導でCO2の排出量が少ない「低炭素セメント」の開発プロジェクトが進められていた。参加機関は南京工業大学のほか、中国建築材料科学研究総院、清華大学、同済大学、華南理工大学など。(翻訳・編集/NN)

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