インド政府、人口抑制のため新婚夫婦に現金支給を決定―海外メディア

Record China    2010年8月25日(水) 10時54分

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23日、インド政府はこのほど、新婚夫婦に対し5000ルピーの現金支給を決定するなど、人口抑制のための各種政策を打ち出した。写真はインドのダンサー。

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2010年8月23日、インド政府はこのほど、新婚夫婦に対し5000ルピー(約9000円)の現金支給を決定するなど、人口抑制のための各種政策を打ち出した。米紙ニューヨーク・タイムズなど海外メディアの報道を環球網が伝えた。

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記事によると、インドの普通出生率(人口1000人当たりの出生数の割合)は21.34であるのに対し、カナダは同10.28、中国は同12.7と、インドの出生率が極めて高い。

カナダ紙ナショナル・ポストは、「インド政府は、高い出生率を抑え、人口増加を防止するため、新婚夫婦に現金を支給し、出産を延期させる政策を打ち出した」と報道。

米紙ニューヨーク・タイムズは、「インドの人口はすでに12億人に達しており、人口問題が発展の障害となることを防止するため、政府は新婚夫婦に5000ルピーの支給を決定した。さらに、政府は『出産を延期しさえすれば、将来生まれるその夫婦の子供に対し、より多くの特典を提供する』と発表した」と伝えた。また、インド衛生当局は青年に対し、早婚しないように勧めるとともに、避妊薬などの使用普及を進めている。

しかし、多くの人口学者が「インドの人口は今世紀中に中国を追い抜くだろう」と予測し、一部は「インド政府の人口抑制のための努力はすでに遅きに失している。近い将来、資源が減少するに伴い、人口問題が深刻な負担となるだろう」と警告している。(翻訳・編集/HA)

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