2010年8月24日、中国青年報によると、中国青年報社会調査センターはこのほど、捜狐ニュースと共同で若者の間で流行する「ネット自慢」現象についてアンケート調査を実施した。有効回答は1281人で、うち80年代生まれが44．7％、70年代生まれが34．9％。

【その他の写真】

中国では近年、お札を燃やしてたばこに火を付ける写真をブログに載せて批判を受けた“銭焼き男”、「QQ（中国の低価格車）ごときがアタシのホンダ・アコードを追い抜いたから壊してやった」「月収3000元（約3万7500円）以下の人は下等」などと発言した動画で多くの敵を作った“アコード女”、大量のお札を手に「あなたたちの銀行残高より多いでしょ」といったサラリーマンを馬鹿にした発言をフォーラムに書き込んだ90年代生まれの“セレブ自慢女”など、歯に衣着せぬ発言で金持ちであることを自慢する若者がネット上をにぎわせている。

調査によると、こうした「ネット自慢」現象を支持する人は5．2％にとどまり、「反対」が50．9％、「どちらとも言えない」が6．0％、「（一般的なことではなく）特殊な現象と見るべきだ」が37．8％だった。

「若者がネット自慢をしたがる理由は何だと思いますか」との問いには、74．3％が「虚栄心がさせている」と回答し、66．2％は「ネット自慢の多くはやらせだ」と考えており、47．2％は「若者が個性を強くアピールしている」、20．9％は「自分を認めてもらいたいという心理的欲求によるもの」と考えていることがわかった。

増え続けるネット自慢による影響については、86．7％が「社会風記がさらに浮つく恐れがある」とし、66．1％が「青年に好ましくない影響を与える」と答えた。「金持ちを憎む心理を誘発する可能性がある」と答えた人も57．2％に上った。（翻訳・編集/八木）