Record China 2010年8月31日(火) 14時15分
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29日、ロシアと中国を結ぶ石油パイプラインのロシア側の敷設が完了。10月に全体が完成する予定で、年内にもロシアから中国への原油供給が開始される。写真は中国側の敷設現場。
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2010年8月29日、ロシアと中国を結ぶ石油パイプラインのロシア側の敷設が完了、プーチン首相出席の下、稼働セレモニーが行われ、技術テストが始まった。年内にもロシアから中国への原油供給が開始される。30日付で中国広播網が伝えた。
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完成したのは、ロシア・アムール州のスコボロジノと中国・黒龍江省大慶を結ぶパイプライン全長約1000kmのうちのロシア側約72km。同パイプラインは、東シベリア産の原油を太平洋側へ運ぶパイプライン「東シベリア・太平洋パイプライン」の支線として建設されているもので、全体の完成は今年10月31日の予定。完成後はロシアから中国に毎年3000万トン、将来的には毎年5000万トンの原油が供給される見込みで、契約期間は20年となっている。
中国国家発展改革委員会エネルギー研究所の周大地(ジョウ・ダーディー)研究員は「現在、ロシアのエネルギー供給先は欧州に集中しており、アジア・太平洋地区への輸出量は比較的少ない。パイプラインの完成は、今後の発展が見込まれる中国およびアジア・太平洋地区市場へ輸出する重要なルートとなる」とロシア側のメリットを指摘した。
一方、中国側の状況をみると、09年の原油産出量は1億8900万トン、同年の原油輸入量は1億9900万トンで、輸入量が産出量を初めて超えた。こうした状況の下、周研究員は「(パイプラインの完成によって)原油輸入ルートの多元化を実現できる」とし、中国エネルギーネットの韓暁平(ハン・シャオピン)首席情報官は「安定的な供給を得られるならば中国にとって非常に大きな供給源になる」と評価している。(翻訳・編集/HA)
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