2010年8月30日、英紙デイリー・テレグラフは「夏休みにチャイナ・ドリーム追う学生たち」と題した記事を掲載。英国でこのところ、将来のキャリアにプラスにするため夏季休暇を利用して中国でインターンシップを経験する学生が増えているという。中国紙・環球時報が伝えた。

【その他の写真】

オックスフォード大卒業の29歳の若者がロンドンで立ち上げた求人コンサルタントでは昨年、200人の学生を中国へ送り出し、法律や金融、マーケティング関係などの企業でインターンシップを受けさせた。旧来、英国人学生の夏季休暇と言えば“自分探し”の放浪の旅が主流だったが、リストラの嵐が吹き荒れる今の時代、そんな過ごし方はすでにぜいたくだと言わんばかりだ。

1人1800ポンド(約23万円)でチャイナ・ドリームの一端を経験できるこのプログラム。今年の夏季は英国だけでなく、フランス、スペイン、米国などからもあわせて500人の学生が中国へ向かう。

プログラムに参加する学生らは、「中国人との交際や折衝、現地のマーケットについて知りたい。現地で一定期間、就業経験を積みたい」「世界で唯一、経済成長の加速を続ける国。やがて上海で立ち上がるであろう巨大な金融プロジェクトに、自分も一員として身を投じたい」など、熱い意見を寄せている。(翻訳・編集/愛玉)