アジアにおける米国、ベトナムは新たな盟友になり得ない―英紙

Record China    2010年9月4日(土) 11時5分

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1日、近年においてベトナムと米国の関係が急速に深まっているとの記事を、英ガーディアン紙が掲載した。しかし、ベトナムは米国の新たなアジアの盟友にはなり得ないという。写真はベトナム。

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2010年9月1日、中国経済網によると、近年ベトナムと米国の関係が急速に深まっているとの記事を、英ガーディアン紙が掲載した。しかし、ベトナムは米国の新たなアジアの盟友にはなり得ないという。

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記事は、米国とベトナムの間には長期的に安定した関係は構築されないと指摘し、その理由として両国間には政治制度や文化面の違いが大きいだけでなく、中国をめぐるさまざまな問題への対応でも考えをひとつにできないことを挙げている。、中国の国力が増すにつれ、ベトナムと中国の伝統的な友好関係がベトナムと米国の関係にも影響を及ぼすという。

8月に米国はベトナムへ空母ジョージ・ワシントンを派遣したが、これには中国を牽制する意味合いがあり、中国に対して南シナ海での存在感をアピールするところとなった。ベトナムが米国との協調路線をとっているのは中国と南シナ海南沙・西沙両諸島の領有権を巡って対立しているためだが、それだけではベトナムは米国にとってアジアの盟友にはなり得ないと記事は指摘した。ベトナムは「米国との協力関係はいかなる国を妨害するものでもない、ましてや中国を意識したものではない」とたびたび表明していることもあり、ベトナムが米国と戦略的協力関係を持ちながらも、中国に配慮していることがうかがえる。目下のところ、ベトナムにとってはやはり中国が最も近い強国といったところか。(翻訳・編集/岡田)

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