2010年9月1日、湖北省宜昌市の高速道路の建設現場で、日中戦争時に戦死した国民党軍兵士の遺骨約3000柱が発見された。中国新聞社が伝えた。

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遺骨が発見されたのは、同市夷陵区黄花郷南辺村の宜巴（宜昌―巴東）高速道路の建設現場。地元専門家による鑑定の結果、日中戦争時にこの地で亡くなった国民党75軍予備第4師の兵士のものであることが分かった。遺骨は少なくとも3000柱に上る。

村民の秦徳標（チン・ダービャオ）さん（73）によると、遺骨が発見された一帯には当時、野戦病院が建っていた。多数の兵士が亡くなり、遺体は付近に埋葬されたという。地元の歴史資料にも同様の記述があることから、これらの遺骨が日中戦争時にこの地で亡くなり、埋葬された国民党軍兵士のものに間違いないとしている。

記事によると、国民党75軍予備第4師は1938年、傅正模（フー・ジョンモー）隊長に率いられ、日本軍と戦った。河南、湖北を転戦し、武漢防衛戦、忻口防衛戦などに参戦した。（翻訳・編集/NN）