自動車はあっても道路がない!深刻化する渋滞で平均時速は15キロにまで低下へ―北京市

Record China    2010年9月5日(日) 11時22分

拡大

2日、シンガポール華字紙・聯合早報はこのほど、記事「慢性的な都市渋滞解決が喫緊の課題」を掲載した。増え続ける自動車台数は、すでに道路の受け入れ能力を超えたものとなっている。写真は北京市の渋滞。

(1 / 3 枚)

2010年9月2日、シンガポール華字紙・聯合早報はこのほど、「慢性的な都市渋滞解決が喫緊の課題」と題した記事を掲載した。

その他の写真

北京市の通勤。混雑のピークタイムを避けたとしても、10km先のオフィスにたどり着くには30分は必要だ。先日は北京・チベット高速で100km以上にもわたる大渋滞が発生した。道路工事が直接の要因となったが、根本的には自動車保有台数の増加が早すぎて、道路の収容能力を超えてしまったことに問題がある。

とりわけ深刻なのが北京市。日に1900台ペースで自動車は増え続けている。現時点で446万台に達しているが、2015年には700万台に達する見通しだ。そうなれば、市内道路の平均速度は時速15kmにまで低下。許容しうる限界を超えるものになるという。

渋滞は重要な民生問題であり、解決できなければ市民の不満を招くだろう。「住みやすい街」を目指す北京にとっては大きな障害となる。物質的には豊かになったが、交通問題が生活を不便にする。中国主要都市発展の物語はきわめて皮肉なものとなった。(翻訳・編集/KT)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携