Record China 2010年9月12日(日) 12時25分
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9日、珠江デルタ地区の出稼ぎ労働者の平均月給は1917元(約2万4000円)であることが分かった。写真は河南省の農村で親と離れて暮らす出稼ぎ労働者の子供。
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2010年9月9日、中山大学労工研究・サービスセンターは「“農民工の権益保護理論と実践研究”調査レポート」を発表。珠江デルタ地区の農民工(農村地区からの出稼ぎ労働者)の平均月給は1917元(約2万4000円)であることが分かった。10日付で広州日報が伝えた。
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調査は珠江デルタ・長江デルタ両地区で行われ、それぞれ2046件、2106件の回答を得た。それによると、珠江デルタ地区の農民工の平均月給は1917.85元、長江デルタ地区は同2104.06元(約2万6300円)だった。同レポートは、支出などを考慮すると実質的な差は113.17元(約1400円)で、両地区の収入差は大きくないと結論づけている。
また、農民工が最も重視している基本権益は「給与」「労働の安全・衛生」「社会保険・福利」の3項目で、中でも「給与」に関しては両地区とも約90%が最重視項目として選択した。
また、農民工の子供の多くが義務教育前には両親と離れて生活していることが分かった。珠江デルタ地区では、子供が両親と離れて生活している割合は6割に達し、両親揃って子供の面倒を見ているのは1割に満たなかった。両親の代わりに子供の世話をしているのは祖父母が最も多かった。
特に1歳以下では、両地区とも約4割が母親の世話を受けられない状況に置かれており、調査グループは「注目すべき社会現象」と指摘している。(翻訳・編集/HA)
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