超高層ビル台北101が黒字に―台湾

Record China    2010年9月12日(日) 18時6分

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10日、台湾紙・聯合報は、台湾の観光名所の1つである超高層ビル台北101が、開業6年目でついに黒字転換したと報じた。中国本土からの観光客急増が主因だという。写真は台北101と同ビルからの景色。

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2010年9月10日、台湾紙・聯合報は、台湾の観光名所の1つである超高層ビル台北101(台北国際金融センター)が、開業6年目でついに黒字転換したと報じた。中国本土からの観光客急増が主因だという。中国日報網が伝えた。

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記事によると、台北101の今年上半期の営業利益は4億2800万台湾ドル(約11億3400万円)、経常利益は1億2300万台湾ドル(約3億2600万円)となり、開業6年目で初めて黒字に転換した。項目別にみると、展望台およびショッピングセンターは黒字化しているものの、ビルのテナント事業に関しては依然赤字が続いている。同ビルでは、経常利益を3億5000万台湾ドル(約9億2800万円)程度と見込んでおり、黒字転換の最大の原因を中国からの観光客の急増によるものと分析している。

同ビルの広報担当・劉家豪(リウ・ジアハオ)氏は「本来の計画では、8年目に黒字に転換する予定だったが、中国人観光客の急増によって前倒しして達成できた」と語る。中国人観光客増加の影響で、展望台の観覧者は昨年の2.2倍となったという。また、ショッピングセンターの上半期の売上高は約40億台湾ドル(約106億円)で、このうち中国人観光客への売り上げが約1割を占めた。テナントのブランドショップを含めると、中国人観光客が売り上げの2割を占めている計算になる。

台北101ビルで、中国版デビットカード「銀聯カード」を使って100万台湾ドル(約265万円)以上の買い物をした中国人観光客は、今年の上半期だけで延べ3000人以上に上っている。(翻訳・編集/HA)

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