大気汚染がひどいアジアの都市ランキング、北京がワースト1―北京市

Record China    2006年12月21日(木) 6時12分

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大気中に含まれる汚染物質の量は、北京市が1立方メートルあたり142ミクログラムで、アジアで最も汚染がひどい都市と分かった。

2006年12月17日、アジア開発銀行はインドネシア環境会議で発表された報告に基づき、北京市の空気中の汚染物質は1立方メートルあたり142ミクログラムで、アジアの都市の中で大気汚染が最もひどいと指摘した。

その次は同じく中国の西安(せいあん)、ネパールの首都カトマンズ、バングラデシュの首都ダッカ、インドの首都ニューデリーと続く。これらの都市の大気汚染指数は、世界安全組織が規定した安全基準を、なんと56倍も上回ったそうだ。

ここ数年来、アジア人口の増加、都市の発展、車の増加とエネルギーの消耗に従って、空気の汚染指数は大きくなる一方だ。世界で4番目の発展途上国・中国は、これから30年の間に、車と多用途の運送車などの数が、1億9000万台まで増加するという。それに伴い、空気中の二酸化炭素の量は現在の3〜4倍になるという。

世界中で、環境汚染により早く死去した人の数は75万人に達し、そのうちの53万人はアジアに住んでいる人であることが明らかになった。

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